こんにちは、オイジーです。
ワインの劣化というと、まず思い浮かぶのは「温度」かもしれません。
でも実は、ワインは「光」でも傷むことがあります。
特に、白ワイン、スパークリングワイン、淡いロゼのように色の淡いワインは、光の影響が見えやすいんですね。
ワインを傷める「光」
ワインを保存するとき、「温度管理が大事」なのはよく知られるようになりました。
ただ、もう一つ見落としやすいのが、
「どんな光に、どれくらい当たるか」
ということです。
特に注意したいのは、日光や蛍光灯のような光です。
光による劣化はワイン全般で起こり得ますが、白ワインや泡、淡いロゼでは、色や香りの変化が見えやすくなります。
今回の実験では、ロゼワインを使って、瓶色ごとの守り方を比べています。
ロゼワインを使った実験
ロゼワインを160日間光にさらした保存実験では、UV光と白色蛍光灯の下で品質変化が見られました。
その中で、光からの保護効果が最も高かったのは「琥珀色瓶」でした。
順番で見ると、
琥珀色瓶 > 緑色瓶 > 透明瓶
の順です。
つまり、淡いワインの色をきれいに見せる瓶ほど、日光や蛍光灯の影響を受けやすくなるわけです。
透明瓶で起きやすいこと
これは、透明瓶そのものが悪いという話ではありません。
透明瓶は、淡いワインの色をきれいに見せてくれます。
その一方で、日光や蛍光灯の影響を受けやすくなる。
この「見せやすさ」と「守りにくさ」が、同時に起きるのがポイントです。
実験では、光に当たることで、遊離SO2、鉄の状態、マルビジン系色素に変化が見られました。
SO2はワインを守る大事な成分です。
そこが動くと、色や香りの変化、つまり酸化的な劣化へ近づきやすくなります。
透明瓶では、「煮たような香り」や「酸化した香り」も報告されています。
LEDなら大丈夫なのか
では、LEDなら安心なのでしょうか。
答えは、種類によります。
UVの少ないLEDは、日光や蛍光灯より扱いやすい一方で、青色域の強い光は反応を進めることがあります。
だからワインを見るときは、温度だけでなく、
「どんな光の下にあるか」
も見たいところです。
セロファンは飾りだけではない
ちなみに、透明瓶や淡い色のワインには、アンバー色のセロファンが巻かれていることがあります。
これは一見、見た目を豪華にする演出と思われがちです。
でも、セロファンには光から液体を守る効果があります。
なので、飾りだと思ってすぐに外さず、保管するときは巻いたままにしておくのがおすすめです。
おわりに
きれいな色を見せるには、透明な瓶や明るい売り場が役に立ちます。
でも、ワインを守るという意味では、光から遠ざける工夫も必要です。
白ワイン、泡、淡いロゼを買ったら、窓際や強い照明の近くに置きっぱなしにしない。
箱、袋、暗い棚、冷蔵庫などを使って、できるだけ光を避ける。
それだけでも、ワインの香りや色を守りやすくなります。
では、また。