問題
気圧が低い日にワインを開けると、どんな変化が起きやすい?
回答
B. 果実味が落ちて開きにくくなる
解説
正解は 「B. 果実味が落ちて 開きにくくなる」
気圧が低い環境では、 香り分子が鼻の奥の 嗅覚受容体に届きにくくなる。
独フラウンホーファー研究所の 実験では、低気圧環境で フルーティなエステル香の 知覚が大きく減衰し、 甘味・塩味も 最大30%低下した。
ワインの「味」の大半は 香りで感じているため、 気圧が下がるだけで 果実味が閉じて感じやすい。
飛行機の中でワインが 物足りなく感じるのも 同じ原理。
天気が良い日に開ける、 それだけでワインは もっと美味しくなります!
深掘り
気圧とワインの味わいの関係は 科学的にも研究されている。
ドイツのフラウンホーファー 研究所は、ルフトハンザ航空と 共同で低気圧環境での 味覚実験を実施。
通常気圧(95kPa)と 機内環境(76kPa)で 香りと味の知覚を比較した。
結果、フルーティな エステル系の香りは 大きく減衰する一方、 バニラ系のラクトン香は あまり影響を受けなかった。
甘味と塩味の知覚は 最大30%も低下。
つまり低気圧では 香り分子の輸送が鈍り、 嗅覚受容体に届きにくくなる。 風邪で鼻がきかない時と 似た状態になるわけだ。
軽やかなワインほど この影響を受けやすく、 フルボディのワインは 比較的持ちこたえる。
ちなみに「うま味」は 低気圧でも減衰しにくい。 機内でトマトジュースが 人気なのはこのためとも 言われている。
気圧の高い晴れた日に ワインを開けるだけで、 同じボトルがもっと 美味しく感じられる。 天気もテロワールの一部 かもしれません。
参考元: ora.ox.ac.uk https://ora.ox.ac.uk/objects/uuid:4766dc2b-789d-4be0-90e6-19a2f0d2ce4c/files/m00fbacf1658a9fbc6676a47362a3da7a