問題

昔のセメントタンクでワインを発酵・貯蔵したとき、白い結晶の原因になり得た問題は?

回答

B. カルシウムの不安定性

解説

正解は「B. カルシウムの 不安定性」

昔のセメントタンクでは、 現在ほどライニングや 素材管理の技術が 十分ではないケースが ありました。

ライニングとは、 タンクの内側を コーティングで覆い、 ワインとコンクリートが 直接触れすぎないようにする 内面処理のこと。

未ライニング、または コーティング不十分な セメントタンクでは、 カルシウム不安定の 原因になることがありました。

カルシウムの不安定性は、 味の変化というより、 主に結晶や沈殿として 瓶内に現れる問題です!

深掘り

セメントは、 カルシウムを含む化合物を 主成分とする素材です。

内側の処理が不十分だと、 ワインとタンク素材が 直接触れすぎ、 余分なカルシウムが ワイン側へ移る原因に なり得ました。

ワインの沈殿対策では、 冷やして結晶を 先に出しておく 「冷却安定化」が よく使われます。

通常の酒石酸由来の 沈殿であれば、 低温にすることで 問題を解決しやすい 場合があります。

一方、カルシウム酒石は 発生が遅く、 温度にも左右されにくい。

だから大事なのは、 あとから冷やすことより、 余分なカルシウムを 入れない設計です。

ライニングや素材管理の進歩が、 現代のセメントタンク醸造を 支えているんですね!

参考元: awri.com.au https://www.awri.com.au/industry_support/winemaking_resources/fining-stabilities/hazes_and_deposits/calcium_instability/